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ヨセミテ・バレー
(その1) |
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米国西部時間 2002年5月13日(月)フロントに荷物をカルフォルニア・パーラー・カー・ツアー社にピックアップしてもらうべく依頼して、6時50分バス停にてヨセミテ・バレー行きの路線バスを待つ。
辺りはもうかなり明るくなってきた。 |
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数分遅れでバスが来た。乗り込んで運転手にチケットを渡すと往復切符じゃないのか?と聞かれてしまった。ここからバレー行きで片道切符で乗る人は稀らしい。バスはマーセド川に沿ってバレーまで続いている120号線を進む。しばらくは川は急流でバスも登ってゆく。乗客はみなバレーで働いている人たちで観光客は私一人のようだ。
20分ちょっとでバレーの入り口に到着。マーセド川の流れも緩やかになってきた。バスはバレー内の各施設に停車し、従業員を下ろしてゆく。 |
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午前7時20分、終点のヨセミテ・ロッジに到着、ようやくヨセミテバレーに来る事ができた。バレー内の地図を見ながら先ずは周りを観察。
早朝でかつ月曜日のためか人出は少ない。バレー内は無料シャトルバスが定期的(15分間隔程度)で走っているが、先ずは慣れるためにビジターセンター目指してトレイルを歩いてゆく。 |
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ちょっとバレーから周りを見上げると木立の切れ目に巨大なヨセミテ滝が見える。しばらくいくとヨセミテのランドマーク"ハーフ・ドーム"が見える。朝日が逆光となって差し込んで周りの景色が美しい。
しかし、右も左もそそり立つ絶壁でスケールの大きさは類を見ない。
10分ほどでビジターセンターに到着するもオープンは午前8時半ということで未だ開いてない。止む無く隣の売店で朝食のチーズ入りクロワッサン(すごくでかい代物)とコーヒー、それからミネラルウォーターを買って食べる。 |
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シャトルバスを待って乗ってみる。山の手線の外回り内回りよろしくバスが走っている。
乗ってみると思惑と反対方向に回ってカレーヴィレッジまで行き、そこからミラー湖に向かう。
少し歩くとバレーの中で少し広い平原状の場所に出た。そこには尾瀬沼のように板の歩道が渡してあり、自然保護が行き届いている。
アメリカの国立公園では撮っていいのは写真だけで厳しく自然破壊を戒めている。 |
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林の中に入ると松ボックリがいたるところに落ちている。
所々に食べ物を熊からガードする鉄の頑丈な箱が置いてある。車内に食べ残りなど置いておくと熊にこじ開けられて食べられてしまうとのこと。
マーセド川にかかる石橋を渡ってミラー湖へのトレイルを進んでゆく。
ここからも雄大なヨセミテ滝を見ることができる。 |
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川には倒れた大木などがあり、自然の凄さを垣間見ることができる。
川岸には日本でもおなじみの白いハナミズキの花が咲き誇っている。 |
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この辺りは少し傾斜があり雪解け水が飛沫をあげて流れている。 |
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程なく流れの穏やかなミラー湖の入り口に到着する。
一帯が公園になっておりこのあたりの湖面は未ださざなみ状態であった。 |
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もう少し奥に行くとありましたありました。ミラー湖でもっとも湖面が安定しているところ。
まるでその名のとおり鏡のようだ。正面の岩山や緑の木々が美しく鏡写しになっている。ここも春先の雪解け水の多いときのみで夏場になると水が枯れて来てこのような景色は拝めないとか。
そこにはアメリカの写真愛好家グループがレフ板などを使いながら撮影に精を出していた。 |
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