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石橋の町・院内 (その2)

両合川橋(りょうあいがわばし)

 院内町の南部、余谷(9自治区、144戸)の東南部に滝貞と小平の集落がある。

 両集落の間を余川の支流滝貞川が流れ、その両側の急斜面に棚田が広がる。1999年日本の棚田百選に選定された「両合棚田」で、約4haの耕地が120枚の棚田で構成されている。

 棚田の景観はみごとである。狭くて急峻な地形のため石積みで田を築き、山あいの斜面に階段状に幾重にも広がり、対岸から望むと1枚の石屏風にも思える。

 このような地形は農作業には大変な労苦が伴う。両集落ともに農家6戸という小集落で、人口減少や高齢化が進んでいるが、昔ながらの掛け干しによる稲作を続けており、地域一帯で景観を守っている。また、都市住民との交流や大学との連携で、新しい農業をめざしている。

 棚田を流れる滝貞川には、石橋の両合川橋が架かり懐かしい日本の風景が残り、田植や刈入れ時期には多くの観光者や写真愛好家が訪れる。

ー 宇佐両院観光連絡協議会 ホームページより抜粋 ー

設営年度 大正14年10月
橋長 9.80m
橋幅 2.76m
径間 8.30m

 田植でも刈入れ時期でもない平成18年11月4日、久しぶりに院内の石橋を撮ってみたくなり出かけた。

 今まで行った事のない橋で周りの風景とマッチしたところは無いかとパンフレットを探したら、この両合川橋に目が止まり、早速"余温泉"の奥へと車を進めたが・・・・・・・・。

 なんと、レンタカーのカーナビには道も無ければ村落表示も無い! 仕方が無いので町の、木で作られた簡素な標識を頼りに樵の疎間道状(と云っても車1台は通れる道だけれども)の道を数百m進むが、どうみても道を間違えた感じなのでUターンして分岐まで戻る。

 しかしほかに道も無いので気を取り直して再度同じ道を進むと・・・・・・・・・・・・・・・

 1kmほど進むと村落に出ました。ほっ。(ーー;)

 こんな鄙びたのどかな村落でした。↓



 両合川橋の周りの風景は「第9回美しい日本のむら景観コンテスト」で「むらづくり対策推進本部長賞」を受賞しており、橋の両側の斜面に広がる棚田は、「日本の棚田百選」に選定されている。



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