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百済寺
(その2)



庭園本坊の境内:
この背後に百済寺庭園がある。




【百済寺庭園】・・・通称:『天下遠望の名園』

 百済寺表門(赤門)から石垣参道に沿って400mほど登ったところに本坊喜見院(きけんいん)があり、その表門内側の書院に面して壮大な池泉回遊・鑑賞式庭園があります。

 庭園頂部の遠望台前面には、比叡山や湖西の山々が、背面には鈴鹿山脈を借景に取り込み旧庭園の石と山内の谷川から運んだ巨石を組み合わせて築庭されています。

 池畔の平らな石を「拝み石」、渓流の源に配された石を「不動石」と呼び、自然の谷川の水が石の間を渓流となって流れ、池に落ちるように造られ、多くのコイが泳いでいます。


 この百済寺は、北緯35度線上にあり西に向かって、太郎坊・比叡山・次郎坊(鞍馬山)を経て西方880kmの彼方には「百済国」がありました。

 多くの渡来人は百済寺の地から「望郷・遠望の想い」で母国を偲んだと言われております。


(社団法人びわこビジターズビューロー ホームページより)

 この庭は東の山を借景に山腹を利用し、大きな池と変化に富む巨岩を配した豪華な池泉廻遊式ならびに観賞式の庭園になっている。


遠望台からは近江の歴史舞台である湖東平野と比叡・比良を一望できる。
西に向かって、北緯35.1度線上に太郎坊(八日市)…比叡山…次郎坊(鞍馬山)…百済(光州)がある。
(夕陽にかすんで比叡山が・・・・・・)


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