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キングストン・フライヤー
(SL保存鉄道)


 テ・アナウを午前7時過ぎに出発、次の目的地クイーンズタウンに向かう。



 曇り空に加えて途中さしたる景色にもめぐり合えずに走っていると、途中、観光ポイントの標識を見て Fairlightに立ち寄る。


 帰国後、調べてみると その昔、ゴールドラッシュで栄えたクイーンズタウンと工業で栄えた大都市ダニーデンとの交通手段として鉄道が敷かれたが、道路網の整備とモータリゼーションの進行により鉄道が廃止され、現在、その末端部キングストンからフェアライトまでの14kmがSL保存鉄道になっているとのこと。

 当時の鉄道網の図が コレである。


 "Kingston Flayer" とはキングストンからゴア、インバーカーギル、時折ダニーデンまでの急行列車に付けられた名称で 現在はキングストンからフェアライトまでの観光SL保存列車として運用している。


 ここ Fairlight はSL保存鉄道の終点駅のようだ。駅舎と短いホーム、あと機関車ターン用であろう引き込みレールなどがある。

 看板を見ると "Kingston Flayer" で11時と 14:30の2回、観光列車として蒸気機関車が牽引して走ってるようだ。所要時間30分ほどらしい。

  これは 機関車ターン用であろう三角形の引き込みレールの1箇所。子供のころ、駅の近くに住んでいたので切り替え用の手動ポイントが昔懐かしい。
 
 もう1箇所の様子。三角形なのでターンせずに機関車の方向を替えるとが出来る。


 そこを後にして Kingston の街に入り "Kingston Flayer"の表示があったので左折して進んでみると、なんと、ワカティプ湖の南岸に"Kingston Flayer"の始発駅Kingstonがあり、午前10時発に備えて釜を焚いているところで盛んに白煙を吹き上げていた。

ここがワカティプ湖の南岸。隆盛時、鉄道はここまでで、キングストンからクイーンズタウンまではワカティプ湖の蒸気船で輸送していたとのこと。

クイーンズタウンなどからここまで観光バスで来て 30分ほどの汽車の旅を楽しむようだ。


駅舎の様子


ここは 海抜1028フィートとのこと



タイムテーブルと料金表



郵便も受け付ける。

 時間があれば、フェアライトまでの30分ほどのSLの旅もいいものかも知れない。
 寒かったこともあり、我々はキングストンでSLの出発を待たず、SL見物もそこそこにして、ワカティプ湖畔をクイーンズタウン目指して進んで行く。


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