ワカティプ湖は、ニュージーランドの内陸部にある湖である。この湖は、オタゴ地方の南西の隅、サウスランド地方との境界の近くにある。
この湖は、長さが80キロメートルで、ニュージーランドで最も長い湖であり、面積は291平方キロメートルで、3番目に大きな湖である。標高は310メートル、南アルプス山脈の南端付近に位置する。
大まかな地勢は、逆N形をしている。ダート川が北端に流れ込み、湖はそこから南へ30キロメートルのび、急激に東に曲る。そのまま、さらに20キロメートルのびて、急に南に曲り、さらに30キロメートル南のキングストン近くの湖南端にいたる。
ワカティプ湖は、カワラウ川に流れ落ちるが、この川は、ワカティプ湖のフランクトン入江、クイーンズタウンの8キロメートル東の地点から流れ出る。この湖はとても深く、湖底は海面下100メートルに達する。クイーンズタウン湾には、26.7分周期の静振があり、水面を約200ミリメートル上下させる。
ワカティプ湖は、山々に囲まれた、その風景の美しさで有名である。湖の南のきわには、リマーカブルズ山脈がある。それは、スキー場、パラグライダー、バンジージャンプそしてトラッピング・トラックが、手近にあることで、アドベンチャー・ツーリズムの人気の高い実施場所となっている。年代物の蒸気船、TSSアーンスロー号が、湖面を定期的に往復している。いくつかの葡萄園が近くにある。
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