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妙法寺

妙法寺は安国論寺門前から参道があり、歩いて数分のところ位置する。名前も松葉谷(まつばがやつ)である。

謂れ:
開山は日蓮上人。1253年に日蓮が鎌倉にきて初めて松葉谷に草庵を結んだ日蓮宗最初の精舎という。

 大塔宮護良親王の子、日叡上人が1357年復興


 江戸時代には十一代将軍家斉がしばしば妙法寺を詣で、明治中期まで将軍御成りの間があったという。


 自然保護、信仰第一からであろう、境内には撮影目的での入場は断られる。


 総門を入ると正面に本堂がある。それを右に回って行くと桧皮葺(?)の仁王門がある。

 それを通して正面に苔石段がある。歳月を経た苔むす石段に脇の胡蝶花が色を添えていてとても素敵である。 現在石段は苔保護のためか封鎖されており右手の石段を登ってゆくと法華堂に出る。この間、石段の横や法華堂周りの庭にはこれまた胡蝶花が咲き乱れている。

 法華堂から釈迦堂跡を通り鐘楼へと向かう。左手には先ほどの苔石段を上から見ることができる。
 
 更に石段を登ると御小庵跡に着き、そこから右へ山道を登るとしばらくして大塔宮御墓にたどり着く。このあたりが最高峰でここからもはるか稲村ガ崎、富士が望める。

仁王門




 "来て欲しき 人はなかなか 著莪の前" 立子


"美しき 苔石段に 春惜しむ" 
立子

裏からの仁王門
法華堂と胡蝶花

鐘楼と胡蝶花

大塔宮御墓と遠望

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