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室生の里 (その1; 山里の風景)


2002年の春は例年に無くほぼ10日から2週間早くやってきた。

この春うららの花の季節に、日本の行ってみたい神社仏閣で常に上位を占めている室生寺がある、室生の里を訪問した。

 室生村役場の紹介では
" 村のどこにいてもふと立ちどまって佇んでいるだけで、ゆったりとした時の流れに裏打ちされた落ち着いた風情が、色濃く感じられる室生村の風土。

ここでは、時代の移り変わりを超えてきた歴史の証人と、それぞれの集落で代々受け伝えられてきた文化が、今もここかしこに息づいています。"
とある。

 ゆっくり味わうために 4月5日(木)の夜、民宿「むろう」にお世話になり、翌日こののどかな山あいの歴史深い、自然豊かなたたずまいを満喫させて貰いました。




室生川沿いの谷間に集落がかたまっている。山に囲まれて朝日の出るのが遅く、日が射してきたのは午前6時35分であった。
川のほとりや、山あいに桜が点在/群在し、今が盛りと咲いていた。大半がソメイヨシノであった。
小高い丘から桜越しに村を望む。



桜の白さと早朝のくぐもった谷あいのコントラストがいい






朝日を浴びてピンクに輝くソメイヨシノ





里には名も無い地蔵さんや塔が散在している。
それ越しに室生寺を望む。




反面、一歩林(山)に入ると杉林や竹林があり、それを通しての村落もまた絵になる。
 また、桜と竹林の組み合わせもこれまたいいものだ。





里のあちこちに見られる石仏や磨崖仏、石塔など。





今年の桜は2週間ほど早い。幸いなことに、ここ、室生の里はちょうど見ごろであった。




桜に加えてハクモクレン、コデマリ、アセビなどが彩りを添える。






こんな急坂の小道の脇にも歴史の足跡が・・・・
タンポポの咲き乱れる段々畑も絵になっている。

















はたまた つくし、タンポポ、フキノトウなどの野草が咲き誇って一層のどかな雰囲気をかもし出している。
 ここに寝転がって思い切り手足を伸ばしたくなってしまう。

 

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