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浅草見附

柳橋JR両国駅から両国橋を渡る。隅田川と神田川との合流点を見ながら川沿いに進んで行くとすぐに柳橋がある。この橋は元禄11年(1698年)にこの神田川河口に造られた長さ40m弱のものである。

 明治維新後、柳橋は新橋とともに花街として東京を代表するような場所になり新橋は各藩から出て政府の役人になった人々、柳橋は江戸以来の商人や昔の旗本といった人々が集まる所であったそうな。 

柳橋を過ぎて神田川を遡ると100mほどで浅草橋に出る。昔、奥州街道が通るこの地は浅草観音への道筋にあたることから築かれた門は浅草御門と呼ばれた。 また警護の人を配置したことから浅草見附といわれた。



「春の夜や女見返る柳橋 子規」

浅草見附跡
お城側より浅草橋を渡った左側に浅草見附跡の石柱がある。

これがかすかに当時を偲ばせるだけであとまわりは小さな川沿いの公園である。

この柳橋から浅草橋にかけての神田川は今は屋形船がズラリならんでいる。

それを見ながら左衛門橋に足を伸ばし左衛門橋通りをJR浅草橋駅へと向かう。

- 見附編 完 -

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