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新宿御苑 春の息吹

(その1

江戸時代に信州高遠藩主内藤家の屋敷があったこの地に、新宿御苑が誕生したのは明治39年のことです。皇室の庭園として造られましたが、戦後、国民公園となり、多くの方に親しまれてきました。

広さ58.3ha、周囲3.5Kmの庭園には、プラタナス並木が美しいフランス式整形庭園や広大な芝生とユリノキが高くそびえ、明るくのびやかな景観を呈しているイギリス風景式庭園、昔ながらの日本庭園を巧みに組み合わせており、近代西洋庭園ともいわれております。また、数少ないわが国の風景式庭園の名作とされています。

豊かに茂る樹木は1万本を越え、とりわけ、わが国に初めて取り寄せられたユリノキ、プラタナス、ヒマラヤシーダー、ラクウショウなどの巨樹が独特の景観を形づくっています。また、約1300本の桜は春の大きな魅力となっています。

春の桜、夏の緑、秋の菊と紅葉、冬の温室と冬景色、四季折々の風情と豊かな自然とふれあい、語りあえる新宿御苑は、まさに都心に残された貴重なオアシスといえるでしょう。
(環境省ホームページより)

新宿御苑より新宿高層ビル群を望む
尖塔状の建物はDoCoMoビル






白い水仙

落羽松

秋になると枝が鳥の羽のように落葉することから、落羽松(ラクウショウ)といいます。北米原産のスギ科落葉針葉樹で、湿地や沼地に生育するためヌマスギとも呼ばれています。新緑や紅葉が美しいので、公園などの水辺にときどき植えられます。

 地面にごつごつしたタケノコのように並んでいるのは、気根といってラクウショウの根から出ているものです。ここのラクウショウは明治時代に植えられたもので、樹齢100年を超える大木です。日本国内でこれほど古く、また気根も美しく発達したラクウショウは大変珍しく、価値の高いものといえるでしょう。
(国民公園 新宿御苑)


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