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ベルゲンからスタバンゲルへ


 今回はハンザ同盟にて栄えたベルゲンから北海に面したノルエーフィヨルド海岸線を高速艇にてスタバンゲルまで行き、それからオスロへの空路の旅をお送りします。

  ベルゲンの魚市場で甘えび、蟹を買い込んで高速艇(20〜25ノット)に乗り込む。12:30 ベルゲン湾を出発、約160km南のスタバンゲルを目指す。
デッキで甘えびを


 ほぼ80%の乗船率である。

 先ずテーブルのついた席を確保し、買い込んだ甘えびとタラバガニを肴にビールを頂く。食べても食べても無くならない。

  いい加減食べ&飲み飽きて来たが、ビール肴を持ってデッキに出てみる。

遠望

 船は20ノット以上で快走している。風きりがものすごい。9月初旬というのに猛烈に寒い。

 船は海岸線と言ってもフィヨルドにて出来た大小の島々をぬって走る。

 まるで瀬戸内海を少しごつごつしたような感じだ。
小さな村に寄港


 しばらくはフィヨルドの景色を楽しむ。但し髪はばさばさで良い男が台無しである。遠くに送電線の鉄塔が望める。島から島へと渡してるところもある。

 しかしどこをみても山また山で平地は殆ど無い。こんな地形だと通信線を張るのも大変だろう。確かに通信手段として携帯電話が発達するわけだ。

  船は時々小さな村落に寄港しながら進む。着発進がとてもスムースな船ですぐ加速して運行速度に達する。

橋
 2時間も走ったころから島々が遠くなってきた。外海に出たようだ。しかしこれも長くは続かず、20分もするとまた島の間を縫って走り始める。

  アーチ型の奇麗な橋が見えてきた。島の間の交通は殆ど船であろうがたまに数百mほどの橋が島間に架かっている。

 船は相変わらず快速に飛ばして行く。少し酔ったし(もちろん酒に)眠くなってきたので船室に下りて一眠りする。

 目が覚めるともうスタバンゲルは目の前であった。


 160kmをおよそ4時間強で飛ばしてきたことになる。 16:40 無事スタバンゲルに到着した。


教会


 ここは昔ヴァイキングを送り出した港町でおよそ人口10万人の街だそうな。オスロ行きの飛行機は19:00 なので港の周りを少し散策する。

 とある由緒有りそうな教会の中を覗く。結構荘厳な内部である。とちょうど少年少女合唱隊が練習に励んでいた。どこにも粗忽者はいるもので遅刻してお目玉を食らってる子もいて大変微笑ましい光景ではあった。

  17:30を廻ったので飛行場へと向かう。ローカル空港で搭乗券のチェックも殆どせずに飛行機に乗り込み、再びオスロへと向かった。


 

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