交通量は多くない。但しみな凄いスピードである。われわれはだいたい時速150km程度で走行していたがこれをぐんぐん追い抜いて行く車が後を断たない。
市街地を抜けるとなだらかな丘の連続で、昔映画の「大脱走」にてスティーブ・マックイーンがオートバイで野山を脱走しているシーンとそっくりであった。標高は数百m程度で急峻な山などアルプスまで行かねばみあたらない。もっとも全て雪をかぶっていたが。
アウグスブルグを過ぎて快調に飛ばし、やがてベンツ本社のあるシュットッツガルトに差し掛かる。もっともミュンヘンには BMV の一風変わった円筒形をした本社があったっけ。
この郊外を通り、カールスルーエにてドライブインに入り休憩する。 ここでびっくりさせられたのはドライブインの建物の中に多数のNATO兵士がカービン銃を肩にかけて行き来する光景に接したときである。平和な日本では考えられない光景にちょっとド肝を抜かれてしまった。
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