Uバーンの路線図を見ながら大きな駅に狙いをつけて行くことにした。

　さて、切符を買う段にてまた一問題。自動販売機があるのだが(これ以外切符を買う手段見当たらず)買い方がわからない。

 　先ず乗車するここの駅名を確認。“Heimeramplaz”(ハイメランプラッツ駅)ということが判明。さっき狙いをつけた“

　Hauptbahnhof”まで3駅、先ずあたりをつけて“Hauptbahnhof”の名前の隣に“２”の表示があったので2DM(ドイツマルク)を投入して出てきた切符を見たら1.60DMのものが出て来た。

 （ともかく、駅にも街にも英語表示は一切無し！　自慢じゃないが、ドイツ語なんか読めるわけねーだろーが）

　 電車に乗ろうとホームへ向かう。　改札口など一切無し。　パーキングメータに似たスタンプ押しに切符を挿入して電車を待つ。　昔の路面電車の乗り降りを思い出した。

　これは下車した“Hauptbahnhof”でも全く同じ。車内での検札もないのでただでいつでも乗れる。(ドイツ人は立派！!と妙に納得した。)

 　Ｕバーンから外に出てびっくり！　ホテルのある“Heimeramplaz”とは大違いで新宿駅東口みたような繁華街である。　もっともあとでホテルで辞書を引いたら　Hauptbahnhof　はなんと中央駅。ミュンヘンの中心地であった。

 　先ずPOSTなる建物があり郵便局と当たりをつけて中を覗いたが　Air-mail、日本までいくらか聞く勇気も出ず、POST　を後にして街中の散策開始。

 　やたらとホテルが多い。２〜３建物毎にある感じである。　デパートらしき建物があったので中に入る。　かなり大きなデパートで日本と同じようなものである。　靴を見たがデカイものばかり、サイズもワイシャツなど37〜40などどれがどれだかさっぱり分からない。

　それでも一通り歩いていると日本人カップルが一組、日本語で話しながら買物をしていた。日本語が久しぶり！

　 更に別のデパートに入って今度はパジャマがあれば買おうと思って　(何故ならホテルに浴衣､パジャマは付いてない)　探したがドイツにパジャマのイメージが無いのか売り場が見当たらない！　あるのはガウンとアンダーウエア。パジャマを諦めて他を見て廻る。

　特に感じ入ったのはドイツの電気器具のなんと頑丈な作りのことよ！デザインなんか関係なし。頑丈に出来ていれば全てOKの感じである。

 　さて、お腹がすいてきたので何か食べることにしようと思って歩き始める。ドイツなのでソーセージとジャガイモの料理でもと思ったがなかなかこの手の店が分からない。マクドナルド風の店があったけれどハンバーガーの名前がドイツ語でさっぱりわからない。

 　散々あるいて中華レストランを見つけて中に入る。　ここならどう間違ってもちゃんと思ったものが出てくるだろう。　これとおぼしきものを頼んだら、ポークとピーマンを八宝菜風にしたものと、酢キャベツ(ザワークラフト)とご飯(タイ米？)がどーんと二人前ほど出て来た。

 　そのご飯の不味い事！　とてもご飯のみでは食べられない。先ほどの八宝菜もどきをぶっ掛けてやけくそで食べた。１１DM　(800円程度？)　支払って出た。
　何とマルクを人間様宛て支払ったのがこれが初めてである。(もっとも相手は中国人であったが)

　 昼食後も少しブラブラして再度、地下鉄でホテルに帰る。　時にPM2:30であった。

　ホテルでうとうとしてたらいつのまにか寝入ってしまい、目がさめたらPM11:30。　しまった夕飯を食べ損なってしまった。　しかし不思議とお腹は空かない。　そのまま就寝。　明日は車でアウトバーンを一路ザールブリュッケンまで約400km、6時間の旅である。