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岩手銀行 赤レンガ館 


 1908年(明治41年)5月5日、盛岡市の中津川を渡る中ノ橋のたもとに、盛岡銀行本店を着工。約3年の工期ののち、1911年(明治44年)4月30日に竣工し、同年5月7日に開業した。

 日本銀行本店などを手がけた辰野金吾と、盛岡出身の葛西萬司が設計を担当。交差点の角地に建ち、東南隅に八角形の塔、南面の西寄りには四角形の塔を設け、東面北端には切妻屋根が突出するなど、地上3階の、立体感に富んだ構成となっている。

 2012年銀行としての営業を終了。約3年かけて内部の修復を行って、2016年(平成28年)7月17日に公開施設「岩手銀行赤レンガ館」としてリニューアルオープンした。

 創建当時の様子がしっかり伺える素敵な建物である。



 北上川の支流中津川に架かる 「中の橋」のたもとから見た 「岩手銀行赤レンガ館」





北上川の支流中津川に架かる 「中の橋」

 このたもとのフェンスにはなんと
    "サケ遡上中"の 『サケのぼり』 が実況中継中(?)

 『サケのぼり』

中の橋の下で遡上中のサケ


 ところで無知で恐縮ですが サケの遡上って 海からですよね。北上川は石巻付近が河口ですので、ものすごい距離(約200km)を遡上してくるのかしら・・・・


 ここ で調べてみました。大人のサケになるまで約1万キロメートルもの距離を回遊するそうです。それなら200kmなんて平気の平左ですね。ただ、生まれた場所への回帰能力はいまだに疑問のようです。

なお、少し上流の「上の橋」たもとにある、盛岡市の「サケ回遊経路模式図」がよく説明してありました。凄いスケールですね。

 さて お目当ての岩手銀行 赤レンガ館


赤レンガ館の右壁面



赤レンガ館の左側面




内部の様子

【付録】

 岩手名物「わんこそば」。 どんどん♪ じゃんじゃん~♪ と掛け声に合わせて100杯越えに挑戦!


わんこそば は

 熱いそばつゆをくぐらせた一口大のそばを客のお椀に入れ、それを食べ終わるたびに、給仕がそのお椀に次々とそばを入れ続け、それを客が満腹になりふたを閉めるまで続ける。



盛岡起源説(Wikipediaより)

 かつてこの地方には、祭事などの際に地主が大勢の村人や客人にそばを振舞うという風習があった。しかし、100人以上にもなる相手にそばを供する際、通常の作り方では釜が小さいために全ての人にそばが行き渡る前にのびてしまう。このため通常の分量のそばを小分けして振舞うことが行われるようになった。



 盛岡行脚の初日、お昼に入った そば処 東家 の隣卓の若者君、なんと時間制限15分間で105杯!

東家オリジナル「わんこそば証明手形」をゲットしました。

 


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