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春の競演

ハナモモとヤマブキの咲き誇り合戦



 4月初めのこの時期、横浜の我が家ではハナモモとヤマブキの咲き誇り合戦が見られる。

 「ハナモモ」は8年前(2010年)、仮住まいの近くで苗を頂いたもの、「ヤマブキ」はその1年後に箱根・仙石原の友人から苗を頂いたもの。


 

 「ヤマブキ」は北海道から九州まで分布し、古くから親しまれた花で、庭に栽培される。


 花は一重のものと八重のものがあり、一重のものはこのように花弁は5枚。

 『後拾遺和歌集』(1086年)の

 「七重八重 花は咲けども 山吹の 実の一つだに なきぞ悲しき」

で大田道灌の逸話が有名。





  「ハナモモ」 は、元々は外来種で、福澤諭吉の娘婿で電力王として有名な福澤桃介氏が、

大正11年(1922年)商談で渡航したドイツでこの美しい花に出会い、

自分の名前とも関わりがあると苗三本を持ち帰り、

信州南木曽町の発電所に植えたものが始まりとされている。





  「ハナモモ」は、花を観賞するために改良されたモモで、

サクラの花の咲く時期に前後して開花の最盛期を迎え、

あでやかなピンクや赤、白の花が春の庭を彩ります。


 

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