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ガンダーラ仏教遺跡 (その4) |
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(文章は 平山郁夫シルクロード美術館HP を引用) |
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南アジア: |
南アジア、すなわちインド世界は仏教の故郷であり、仏教美術発祥の地でもあります。それに先立つ先史時代のドラヴィダ文化、聖典ヴェーダにみられる古代アーリア文化、仏教後のヒンドゥ文化、北部を覆ったイスラーム文化と折り重なり、文化・美術は多様多相です。 |
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◆ 仏陀坐像
300年頃 インド東部
黄斑点赤色砂岩
インド中東部のマトゥラーの流れを汲む仏陀坐像。ずんぐりとした体躯、蓮華文を中心に方光表現を組み合わせた頭光背や、左手下の襞の表現など、グプタ美術と共通する特徴を示す。
台座正面には300年頃の書体で銘が刻まれている。 |
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◆ ストゥーパ浮彫
アマラーヴァティー インド
2世紀 石灰石
高104.2×幅81.3cm
東西南北の四方にそれぞれ五本の・・・を持つストゥーパを浮彫で表しています。
これはインド東南部(アンドラ・ブラデーシュ州)の仏教遺跡アマラーヴァティーに特徴的な表現です。
伏鉢はコブラなどを表した円盤や童子たちが担ぐ花綱に飾られています。
正面下方の車輪は仏法(仏陀の教え)の象徴です。 |
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中央アジア: |
中国の新疆ウイグル自治区〜ウズベキスタン、アフガニスタン一帯に至る中央アジアは、文字通り、東アジアと西アジアの中間に位置するシルクロードの要衝で、南アジアへの分岐点でもありました。
アレクサンドロス東征の道も、玄奘三蔵が中国からインドに向かった求法の道も、中国北方から西へ押し寄せた民族大移動の波も、中央アジアを越えていきました。
その数だけ、この地域はシルクロードを介した混淆文化の花を咲かせたといえます。 |
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◆ 弥勒菩薩交脚坐像浮彫
2-3世紀 カピサ(アフガニスタン)
片岩 高67.5 幅41.0cm |
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◆ 焔肩仏坐像浮彫
2-3世紀 カピサ(アフガニスタン)
片岩 高63.5 幅28.0cm |
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◆ 焔肩仏坐像
2-3世紀 カピサ(アフガニスタン)
片岩 高39.5 幅29.5cm
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◆ 菩薩像頭部
7世紀頃 クムトラ
塑像彩色 高20.5cm
第1回大谷探検隊がクムトラ千仏洞から招来したもの。
胡粉または白土で仕上げて隈取り、彩色した顔、左右対称に波打つ前髪など、西域様式の特徴を見せている。 |
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