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官兵衛縄張りの中津城

(その3 〜現状〜)

 大分/福岡県境の山国川支流の中津川(旧高瀬川)の河口沿いに位置する。北は周防灘、西は中津川に面した要衡の地であり、堀の水かさは潮の干満で上下する。

 また 地形が扇形をしていることから 別名扇城とも呼ばれている。


 中津川の中ほどから模擬天守閣を望む。この天守閣は旧藩主奥平家により市民の協力のもと、1964年(昭和39年)に建設された。



 天守閣の内部では徳川家康より拝領した白鳥の鞘の槍や、長篠合戦図、歴代藩主の鎧などの奥平家の宝物類、その他古絵図や古文書などを展示している。
 

 2014年NHK大河ドラマ「軍師・官兵衛」放映に絡み黒田官兵衛(如水)石像が造られていた。

y字状の石垣の境があり、右側が黒田、左側が細川時代のもの。

 おりから、たにし祭(奥平神社例大祭)が行われていた。

 たにし祭は、日本の歴史上最も有名な戦いの一つである「長篠の戦い」の前哨戦である長篠城籠城戦において、奥平信昌公の率いる籠城部隊が、城内の食料が尽きても、堀の「たにし」を食べて織田・徳川の援軍が到着するまで、城を守り通した事に由来しているとか。

 当日は甲冑武者凱旋行列・たにし奉納・御神酒振舞い・たにしの佃煮振舞い・開運餅まき 長篠・設楽原鉄砲隊による火縄銃演武・佐賀:葉隠大砲隊実演、中津市民の有志の方々による伝統芸能披露などが行われた。

長篠・設楽原鉄砲隊による火縄銃演武



これは佐賀:葉隠大砲隊実演。

   

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