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台北 龍山寺
その1 

 1738年、福建省泉州から渡来した人々により、福建普江安海龍山寺の分霊として創建された。台北市内で最古の寺院であり、国家古蹟であると共に、台北101展望台、故宮博物院、中正紀念堂と並ぶ台北市の「四大外国人観光地」とされる。

 総面積1800坪余り、中国南方の宮殿式建築で、本尊をお祀りした正殿を、前殿、東西の鐘楼、鼓楼、そして後殿が囲む「回」の形をした構造となっている。現在の本堂は第二次世界大戦後の、1947年に再建されたもの。

 本尊は木製の観世音菩薩であるが、270年という年月をかけ、道教や儒教など様々な宗教が習合しており、孔子や関帝、媽祖など、祀られている神は大小合わせて100以上に及び「神様・お祈りごとのデパート」さながらである。人々は様々な神が祀られた7つの香炉を順に廻りながら、それぞれの神に参拝する。

 この龍山寺は遠方から朝から晩までお参りに来たり、お経を唱える人であふれかえっており、現在は、もっぱら昔から住んでいる本省の老人の憩いの場となっているとのこと。

Google Earthからの龍山寺俯瞰図


境内前の通りを挟んで龍山寺正門を望む。鴨居のあたりの大型の電光掲示板が目を引いた。道路には多くの日本製の車が走っている。

境内に入ると 前殿前の両側にこのような張子のキャラクターがお出迎え。


前殿の右側の景色。

太目の柱は殆どこのような龍の彫り物で装飾されている。


前殿の屋根の装飾。

さて 前殿の右側から本殿へと入る。

 

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