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忠烈祠



 1969年に建てられた 忠烈祠 は青山を背にして、基隆河に面している。
 周囲には1万坪以上の草地があり、山々に囲まれ、静かで厳粛な雰囲気を作り出し、建物の荘厳さをより際立たせている。

 大門を入ると中央広場があり、その奥はるか奥に山門、北京の故宮太和殿を模した大殿がある。

 大殿左右には文烈士祠、武烈士祠があり、雄々しく壮麗な姿をしており、正義のために犠牲となった烈士たちの偉大な精神を象徴している。




(Google earth からの俯瞰)




大門を通して山門、大殿を望む。大門は2名の衛兵が守護している。今回この衛兵交代に焦点を当てて追ってみた。


(Google ストリートビュー の画像より)

大門を入って振り返ったところ。

衛兵はこのように微動だにせず 直立している。 うちわを持った世話人が服装の乱れを直したり、汗を拭いてやったりしている。

  山門とその背後に北京の故宮太和殿を模した大殿。 
  広場の筋は衛兵交代セレモニーで毎日通るために出来たもの。



山門前での衛兵交代

 引率の兵士1人を含む5人(任務に就いていた兵士とこれから就く兵士)で隊列を組んだ儀杖兵が、山門から大殿に向かって銃を背中に背負ってゆっくりと行進を開始する。

 大殿に到着すると、儀杖兵は任務に就いていた衛兵2名と合流して、殿内の位牌に向かい敬礼をする。その後、銃を交換、またそれを振り回す儀式を行う。




 次に任務に就く2名を残して、5名で大門に戻って行く。

   大殿も2名の衛兵で守護。もちろん世話人付き。

交代を終えた衛兵は中央広場の真ん中を大門に向かって行進。



背後は鐘鼓楼

交代儀式

 毎日朝9時から午後の5時まで一時間ごとに衛兵交代式が行われている。 

 儀杖兵の資格は、高卒以上で犯歴がなく、身長175cm - 195cm、体重65kg±1kgが条件で、その上に厳しい訓練が課せられ、それを成し得た者のみが儀仗兵になれる。


 儀仗隊は陸、海、空軍の兵士が6ヶ月ごとに当番を担当している。


 陸軍はグリーンの制服、空軍は青い制服を着用し、海軍は季節によって白か黒の制服を着ている。制服以外の白い手袋、M1儀仗銃、長靴、ゲートルなどの装備は陸、海、空軍ともに共通とのこと。

 
 この日はご覧のように海軍の担当であった。

   肩のエンブレムには「中華民國三軍佛隊」の文字が読める。


 銃を交換

 そして、大門に行くと守護の任務に就く2人が門の前に行き、台の上で任務に就く。

   交代を終えて控え室へ・・・・・・・・・

ようやく任務終了。ご苦労様。

 

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