|
TOP > 観光地の風景 > 北陸 |
|
白米千枚田
(その1)
|
|
|
|
大きな地図で見る |
白米千枚田は国道249号線沿い、輪島と曽々木の中間辺りに位置し、小さな田が幾何学模様を描いて海岸まで続いています。
田植えの終った白米千枚田の風景を見に、天気予報と相談しながら 5月16日に早朝、横浜を出発、圏央道、関越道、上信越道、北陸道、能登道路等およそ650km強を走破、午後3時過ぎに現地に到着した。
幸い、天気は晴れ。何とか夕陽の沈む日本海をバックに千枚田の景色が撮れた。
残念ながら日没後の茜色の景色は出現しなかったがそれは又の機会に取って置こう。
【白米千枚田】:
「日本の棚田百選」は農林水産省が1999年に認定したもので、全国で134地区ある。
その中で "日本で一番よく知られている棚田として有名で、日本海をのぞむ風光明媚な地にあって、四季折々に、朝な夕なに、様々な表情を見せてくれるであろうから、一度だけ訪れただけでは、その美しさはとらえられない。" と云われている。
この見渡す限りの棚田は農林水産省認定田として1,004枚あり、文字通り「千枚田」である。 |
|
|
|
途中の上信越道の黒姫高原、野尻湖付近 |
|
|
|
|
棚田は、白米の集落から海岸線にまで至る高低差約50mの地域に展開する。 |
白米の千枚田は一枚あたりの平均面積が18〜20平方メートルと極めて小さな区画の水田が集積し、畦畔の法面が土坡で造られている。蓑の下にも隠れてしまうほどの小さな水田詠った古謡が残されている。 |
「田植えしたのが九百九十九枚 あとの一枚蓑の下
越中富山は田どころなれど 能登は一枚千枚田
二百十日も事なくすんで 婆さ出てみて南無阿弥陀 爺さ出てみて千枚田」 |
|
|
|
背後の山は高洲山(標高425m) |
|
|
|
|
現在、田の所有者を中心に組織された白米千枚田愛耕会による耕作・保存活動が行われている。
たまたま居合わせた白米の農家の方は270枚のたんぼを保有および管理しており、その見回りの途中にお話を伺えた。
田植えはボランティアの協力の下、5月13日までに終了していた。 |
|
【千枚田オーナー制度】
白米千枚田での稲作は、人手による多くの時間と労力を必要とするため、高齢化や後継者不足の地元だけでは困難となってきており、この美しい景観を守るため、「白米千枚田オーナー制度」を平成19年から開始しています。
この制度は、米の収穫が第一目的ではなく、千枚田の景観を守りながら稲作を体験し、先人の苦労、生産の喜び、米一粒の大切さを理解していただくとともに、地元の方とオーナー同士の交流による人と人の結びつきを大切にするものです。
オーナーとなる条件は
|
1. |
白米千枚田の景観保全には稲作が必要であることを理解され、米作りをする意欲のある方。 |
|
2. |
時間を気にせず、体力と忍耐を必要とし、生産の喜びがある米作りをする意志のある方。
|
|
3. |
稲作作業を通じて地元耕作者と交流を深めたい方。 |
年会費は2万円(マイ田んぼ1枚含む)。
特典は収穫米(ハザ干しコシヒカリ)10s+地元山菜+マイ田んぼにオーナー表札建立である。
マイ田んぼを持つとこんなオーナー表札を建立してもらえる。
オーナー表札には首都圏の皆さんの名前が沢山見受けられた。
|
|
|
|
日本海からの夕陽の照り返しを受けて光る棚田。
棚田の畦は水が洩れないように泥で塗り固められている。、 |
|
|
|
|
千枚田の給水は高低差による上の田からの水と こんな溝から竹の樋での給水などで行っている。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
今日は穏やかな日没を迎える。 |
日没後の 鮮やかな 土手、畦道模様 |
|
|
|
千枚田の夜明け |
|
TOP > 観光地の風景 > 北陸 |
|
|