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松代(まつだい)の棚田

(その1:星峠棚田1)



 5月27日-28日にかけて予てから行ってみたかった「日本の棚田百選」* のなかで特に有名な新潟県十日町市 松代(まつだい)の棚田に行ってみた。

 数日前から天気予報を見ながら28日未明-夜明けにかけて天気のいいのを確認して横浜から 午後1時にスタートし関越道経由、片道300km弱の道のりを走りぬいて現地 星峠に午後4時に到着した。

 傾斜地に等高線状に広がるまつだいの棚田。自然と人々が長い歳月をかけ造り上げた棚田は日本の原風景と云われて久しい。

 十日町市観光協会の作成した まつだい棚田マップによればこのエリアの棚田ポイントは十指をくだらないほどで見所が山積のようだ。


途中、関越トンネル前で 残雪の谷川岳が迎えてくれた。

 まつだいの棚田のなかでも  特にここ星峠の棚田は全国的に棚田撮影スポットとして有名になっている。日曜日の午後4時を廻っても熱心なカメラマンが20人ほど撮影スポットに三脚を立てて陣取りをしている。
おそらくこれからの夕暮れの風景やはたまた明日未明から日の出にかけての撮影を試みるのであろう。

 明るいうちに この 星峠 まわりをじっくり下調べし、カメラマンの集中している「現在地」を避けて小豆峠(駐車場もすぐ傍にある) に撮影拠点を置くことにした。

 さいわい、ここには先客は居ない。しかも案内図には ”星がきれい!”とある。ここの地名は「峠」であるが、おそらく星がきれいに見えるので 通称「星峠」というのであろう。

 これは後ほど 実感した。
星峠の観光案内板

午後4時過ぎでまだ太陽も高い位置にある。棚田の大半がすでに田植えを終っていた。



 ここは日本でも有名な豪雪地帯。棚田のあぜ道のそこここに根雪が残っていた。


太陽もようやく傾いてきた。

以後 暮れなずむ 星峠からの棚田風景をしばし撮影。

ようやく夜の帳が下りてきて、峠道を登ってくる車のヘッドライトが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

* 「日本の棚田百選」
1999年7月26日の農林水産省プレスリリースによると
 
趣 旨  棚田は、洪水防止、水源のかん養、多様な動植物や貴重な植物の生息空間や美しい景観の提供などの様々な役割を果たしている。

 そこで、わが国における代表的な棚田を「日本の棚田百選」として認定し、その維持・保全の取組を積極的に評価し、農業・農村の発展を図るとともに、国民的な理解を深める。
「日本の棚田百選」選定について
 都道府県から推薦された棚田から選定することとして、選定にあたって「日本の棚田百選」選定委員会を設けた。

 本委員会で、棚田の評価方法についての意見を得たうえ、さらに、7 月16 日に開催した委員会で都道府県から推薦された149地区・131市町村の棚田について審議し、134地区・117市町村を「日本の棚田百選」として選定した。
とのこと。

 

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