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善峯寺
(その1)


京都市西京区大原野の「善峯寺」、長岡京市粟生の「光明寺」、長岡京市浄土谷の「柳谷観音楊谷寺」を京都・西山三山と称します。

善峯寺は、山腹にある巡礼の寺。
西国三十三所観音霊場の第二十番札所で、御本尊は十一面千手観世音菩薩様です。

天然記念物の「遊龍の松」が見事で、境内の回遊式庭園では紅葉をはじめ四季折々の花が楽しめ、京都市内を一望できます。
(善峯寺ホームページより抜粋)

善峯寺の歴史:
当山は、十一世紀の前半に源算上人がこの地に小堂を建て、自作の十一面千手観音をまつられたのに始まります。

観音信仰の高まりとともに早くからその霊場として栄え、創建まもない長元七年(1034)に後一条天皇 から「良峯寺」の寺号と聖詠をたまわって以来、歴代天皇の崇敬あつく、中世 には「西山宮」と称する門跡寺院となり、五十あまりもの堂塔を有する大寺院となりました。

しかし、応仁の乱(1467~77)の際に兵火を受けて焼け、現在の諸堂の多くは、江戸時代に徳川五代将軍綱吉の母である桂昌院の援助によって再建されたものです。

元和七年(1621)再建の多宝塔は、現存最古のもので、重要文化財に指定されています。

また、多宝塔の前にある樹齢六百年の五葉松は 「遊龍の松」の名で呼ばれ、国の天然記念物に指定されています。
(善峯寺ホームページより抜粋)

山門:元禄五年(1692) 桂昌院により再建された。
境内図


経堂(1705年建立)と多宝塔(1621年再建)


観音堂(本堂);元禄五年(1692)再建

遊龍の松

 

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