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勝持寺
(その1)


縁起:
 当山は、京の西山連峯の麓にあって、小塩山大原院勝持寺と呼ぶ古刹であります。白鳳八年(680年)天武天皇の勅によって神変大菩薩役の行者が創建したのが始まりで、延暦十年(791年)に伝教大師が桓武天皇の勅を奉じて同等伽藍を再建され、薬師瑠璃光如来を一刀三礼をもって刻まれて本尊とされました。

 承和五年(838年)仁明天皇の勅によって塔頭四十九院を建立されましたが、応仁の兵火に遭い、仁王門を除きすべて焼失しました。現在の建物は乱後に再建されたものであります。
(勝持寺パンフレッドによる)


 勝持寺に向かう道は細く、最寄りのバス停「南春日町」を降りて大原野道を少し歩くと大原野神社があり、また少し歩くと勝持寺の仁王門が見えてくる。


 この門は応仁の乱の兵火から唯一残った寺の建造物で、仁王門に収まっている阿吽の仁王像は、建物同様古びた感じがするが、この像は元々近くにある願徳寺にあった仁王像で、本来の仁王像は収蔵庫で保管されているとか。
仁王門



仁王門から参道を300mほど登る。

紅葉のトンネルを抜けて南門へ・・・・・・・・・・

東門方面から南門へ



これが南門



 南門を通ると受付があり、阿弥陀堂(本堂)・不動堂などが建っているのが見える。

庫裡から瑠璃光殿、阿弥陀堂(本堂)を望む

瑠璃光殿、庫裡


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