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ミルフォード・サウンド(1)



 作家ラドヤード・キップリングが「世界8番目の不思議」と呼んだミルフォード・サウンドは、繰り返し訪れた氷河期の間に氷河によって削られてできました。マイター・ピーク(Mitre Peak)の麓の辺りが最も深く、水深は265mあります。

 マオリの伝説では、トゥ・テ・ラキ・ファノアという名の巨人が魔法の斧を使い、ミルフォード・サウンドの険しい崖や聳え立つ山々を彫りあげ、フィヨルド地形を作ったのだと言われています。

 ミルフォード・サウンドでは雨の日も晴れの日も息を飲むような景観を楽しむことができます。フィヨルドの周囲の崖は暗い海面から垂直にそそり立ち、山の頂は高く、切り立った絶壁を滝が流れ落ちています。

 ミルフォード・サウンドはニュージーランド国内のフィヨルドの中でも最もアクセスしやすく、楽しみ方も多様です。クルーズ船での1日ツアーやボートをチャーターしての船上泊、遊覧飛行、シーカヤック・ツアー、ダイビング・ツアーなどが手配できます。
(ニュージーランド 政府観光局公式サイトより)


 船着場の発券所に行き、ちょうど5分ほどで出発する便の切符をゲットして乗船する。周りに比してかなり小型の遊覧船である。小回りが効いておそらくいいと思われる。(このときは外海近くの荒波は想定外だった。)

 乗客は我々と若いカップル2組を含む6人だけ。まるで貸切状態である。天候は相変わらずのどんより曇ったまま。出航間もなく右手に雪解け水を含んだ勢いの良い滝があった。

 フィヨルドの中を進んでゆくが 曇り空のため、奥行き方向の見通しが効かない。また、両側の山々も雲で覆われて、天への突き抜け感に乏しいのは残念である。


 雪解け水を受けて滝はあちこちにある。左側の結構大きめの滝には、小型船の利でほとんど真下まで突っ込んで行く。(これが売りであろう。)

 滝の下の遊覧船をご覧あれ。
(Woodyさん 撮影)

   デッキの乗客はずぶ濡れ!


さらに外海に向けて進んでゆく。


撮影に夢中の筆者
(Woodyさん撮影)

ご一緒して頂いたWoodyさんと
 



同乗のカップル
 

   外海への出口まで来た。ここから引き返す。


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