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シルス・マリア


時計は前述の通り、ほぼ午後8時を指していた。

サンモリッツからポストバスに乗り換えて20分ほどで最初の滞在地シルスマリアへ・・・・・。
すべてスイスパスが有効なので切符を買う手間がなくて助かる。

午後9時を廻ってるにもかかわらずシルスマリアはごらんのように未だ明るく、雪をかぶったアルプスの稜線がくっきり確認できて、「おー ここはスイスだ!」 の実感がさらに増してきた。明日からが楽しみである。

 シルヴァプラナ湖とシルス湖の間に位置するシルスはバゼリアとマリア地区に分かれています。神秘的な湖、谷、山々の織り成す美しい風景はまさに日常とはかけ離れた別世界。

 トーマス・マン、ヘルマン・ヘッセ、ジャン・コクトー、マルク・シャガール、マルセル・プルーストなど多くの文人や画人が、創作のインスピレーションや安らぎを求めて訪れています。中でも晩年の充実した時をシルス・マリアで過ごした哲学者ニーチェは、この地で数多くの重要な作品を着想しました。現在、彼の滞在した家は記念館になっています。

 シルス・マリアから続くフェックス谷は車の乗入禁止地区で、時が止まったかように感じる静かな空間。馬車かハイキングでのんびり行きましょう。

(スイス政府観光局ホームページより引用)

 シルスマリアは、サンモリッツからバスで20分ほどのところにあり、あとで調べてみると標高1,815mのシルヴァプラナ湖とシルス湖の中洲にある200戸ほどの小さな静かな落ち着いた集落であった。

 早朝、早速、コンドミニアムの周りを散策、霧が深い!周りも墨絵を見るような風景である。これでは何がんだかわからない。翌日に期待してコンドミニアムに戻ると、友人たちが朝食の準備をして待っていてくれた。


 この日は朝食後、サンモリッツからイタリアのティラーノまで"ベルニナ特急"に乗るべく 1時間に1本しかないポストバスにてサンモリッツに向かう。

この時間になるとようやく霧も晴れてきてシルヴァプラナ湖の辺を走るポストバス車窓から湖に反射する太陽が眩しい!


 サンモリッツで30分ほど時間があったので、駅のすぐ近くにあるサンモリッツ湖のほとりを散策する。サンモリッツは標高およそ1800mである。

 頃合いを見てサンモリッツ駅に行き、折から入ってきたベルニナ特急の客となる。切符はスイスパスが有効で何も要らない。
特急は始発駅の所為もあるのか、特に込み合っていない。これはティラーノまでまったく同じであった。

この先は"ベルニナ特急の旅"をご覧あれ。

シルスマリアの情景

 さて、ベルニナ特急にてイタリアに行ってきた翌日の早朝、昨日のリベンジとばかり外に出てみると、今日は霧もなく、周りの見通しが利く。しかし少し寒いっ!
 少し村落を抜けて10数分でシルヴァプラナ湖畔に辿り着いた。ここまでは原っぱがお花の絨毯である。それぞれ朝露にまぶされてしっとりと佇んでいる。 

 ここから振り返ってシルスマリアを見るとごらんのような景色である。
 
 中州の平地にはこの季節、一面に野草が咲き乱れている。

 綺麗なこの花は実は毒草とのこと、美しいものには毒が・・・・・・・・(ーー;)

   東のサンモリッツ方向シルヴァプラナ湖を望むとこんな景色である。



 朝の水面をバックに紫が高貴な雰囲気を醸し出して・・・・・・・・。

 この草原の風景は心休まるもので、ときおり野生の小鹿が現れたりして とても長閑かである。


   朝もやのたちこめた山あいの風景

   朝もやと野草のコラボレーションで幻想的な雰囲気を醸し出して・・・・・・


ニュージーランドで有名なルピナスも・・・・・・・・・

 草原からまた村へと引き返し、シルスのダウンタウン(といってもほんの少しの町並みだけど・・・・・)を散策する。アルプスの雪解け水を集めた川は白く濁った濁流となってシルヴァプラナ湖に流れ込んでいた。早朝のため町には人気が無く、静かな雰囲気であった。

 すこし街中へ向かう。川越しに見たホテル。

    シルスマリアのバス停

サンモリッツへのバスは1時間に1本(ーー;)

    メインストリートから教会を・・・・・・・・・

街中の家並み



宿泊したコンドミニアム。

何故か玄関に箒が・・・・・・・・・・・。

宿泊したコンドミニアムの近くの風景。

   街の入り口(出口)。 ここエンガディンはドイツ語圏。 アウフ・ビーダーゼーエン!

 ベルニナ特急の旅

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