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京都・高雄の紅葉

- その3 栂尾山 高山寺 -



京都駅からJRバスで高雄へ。およそ1時間弱で高雄に到着。一番奥が栂尾山高山寺である。

バス停から山道を登るとやがて高山寺の入り口に至る。周りを見渡しても残念ながら紅葉はまだまだである。


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            高山寺

栂尾山と号する真言宗の寺である。

寺伝によれば774年光仁天皇の勅願によって開創され、当初、神願寺都賀尾(とがお)坊と称したが1206年後鳥羽上皇の院宣によって、明恵上人が華厳宗復興の道場として再興し、寺名を高山寺と改めたと伝えられている。広い境内には石水院(国宝)開山堂、金堂などが建ち並び、中でも石水院は、鎌倉時代初期の寝殿風住宅建築で、後鳥羽院の加茂別院を移築したものといわれている。

寺宝としては、鳥羽僧正筆の鳥獣人物戯画(国宝)をはじめ、数多くの貴重な文化財を蔵している。

また、境内の茶園は、鎌倉時代初期に明恵上人が栄西禅師から贈られた茶種を植えたところで、ここから全国に茶が普及したといわれている。
この由緒から、毎年11月8日には、宇治の茶の製造業者から新茶が上人廟前に献上される。

                        京都市
-------------境内高札より-------------




境内図






表参道



石水院入口



こちらは開山堂です。

この建物にはお寺の開祖である明恵上人の坐像が祀られています。

  表参道を突き当りまで進むと国の重要文化財である金堂があります。
  本尊である釈迦如来が祀られています。



高山寺から隣の槇尾山西明寺へと向かう。

清滝川に沿って下ってゆくと両岸のもみじがところどころ赤くなってきて、朝日の照り返しを受け、綺麗である。

歩いて10分弱で清滝川に掛かる朱色の欄干の指月橋が見えてくる。

その朱色が清滝川の川面に映って周りの緑・もみじと調和して綺麗である。

指月橋袂の茶屋さんの女将さんがちょうど朝のお掃除をしていたが、お願いして川べりの座敷に上げてもらい、しばしの紅葉を楽しみながら景色を写し撮った。

指月橋を渡るとそこは槇尾山西明寺である。

西明寺 

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