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-  大相撲 5月場所 -
 (May 14, 2005)
その1

大相撲夏場所にて熱戦を追ってみた。特に幕下以下の相撲に迫力がある。


郷里宇佐市出身の 第35代横綱双葉山

幕内成績:276勝68敗1分33休
幕内優勝:12回

 69連勝の大記録を打ち立てた昭和の大横綱。
 
 幼少期に右目の視力をほとんど失ったほか、右手小指の先を怪我したが、そうしたハンディを乗り越えて大成した。粘り腰、体の柔らかさ、均整の取れた体は今も力士の理想像といわれる。

 立ち合いに相手を受けて、かつ有利な体勢となる「後の先」の境地に至った。

(日本相撲協会HPより引用)



土俵下の砂被りから土俵上を見上げたところ。
 両国国技館2階席の奥まで見渡せる。2階席の一番奥の1列が自由席である。
 
照明は幕下まで(?)ほぼ半分で行われる。





土俵の屋根の四隅を飾る四色の房は、それぞれの色が四季と天の四神を表わしている。
正面から左に、東の青房は春と青龍神、南の赤房は夏と朱雀神、西の白房は秋の白虎神、北の黒房は冬と黒い亀の玄武神である。
この天の四神は、土俵を守護する意味で四隅に祭られている。天の四神は高松塚古墳の壁画にも描かれていた。

 ちなみに、四隅の房は絹糸を寄り合わせて作られ、一本の長さが2m30cm、太さが70cm、重さが25kgあり、土俵から房の先までは3m5cmの高さになっている。
(日本相撲協会HPより抜粋)



『四股』を踏むのは邪気払いの儀式

 力士は、土俵に上がると大きく2回四股を踏む。四股は、邪気払いの力があるとされ、土俵上で四股を踏むのは意味のある儀式とされている。  

 力士は、両足を左右に開き、膝を曲げ腰を下ろし、手を膝に添え、足を交互に高く上げ、下に下ろす。足はつま先から踵へと力を入れてすり下ろすように地面を踏む。別名「力足」とも呼ばれている。ふらつかず、きれいに四股を踏むのはかなり難しく、修練が必要である。
(日本相撲協会HPより抜粋)



 土俵の直径は、土俵のできた江戸時代当初より13尺(3m94cm)であった。これは二人の人間が手をつないで伸ばした手で円形を描いた大きさが、最も適した広さとされていたからである。

 現在、土俵は、「高さが34〜60cm、一辺が6m70cmの正方形に土を盛り、その中央に直径4m55cmの円を20俵の俵で作る」と決められている。

 正式の土俵で使用する俵の数は全部で66俵である。

 土俵の円周となる勝負俵が16俵、東西南北の徳俵が4俵、周囲を囲む角俵が28俵、四角のあげ俵が4俵、土俵に上がる上がり段(踏み俵)が10俵、少し小さめの水桶俵が4俵である。

 土俵上の俵の高さは、俵の6分を土の中に、4分(約5cm)を土の上に出す。東西南北にある4つの徳俵は、土俵の円の直径より俵ひとつ分だけ外側に飛び出している。

 相撲が屋外で行われていた時代に、土俵にたまった雨水を掃き出すために俵をひとつ分ずらしていた名残りである。形勢不利の力士が俵ひとつ分だけ得をすることから、徳俵と呼ばれている。
(日本相撲協会HPより抜粋)



観客席には熱心な海外のカップルが・・・・・・

『立合い』は、“阿吽の呼吸”が理想

 両力士が、互いの呼吸で立ち上がる瞬間、これが立合いである。この立合いは、“阿吽の呼吸”で行う。この”阿吽の呼吸”は仏教用語で、寺院の門の左右に控え、寺院を守護している仁王や神社の狛犬に由来する。一方の仁王は、口を開いて息を吐いている。この形相が“阿”である。もう一方の仁王は息を吸い込み、口を閉じている。これが“吽”である。

 立合いは、息を吸い込んだときに力が入るので両力士が息を吐き、つぎに八分目ほど息を吸い込んでとめ、その瞬間に立つのが理想とされている。これを”阿吽の呼吸”という。
(日本相撲協会HPより抜粋)

検査役席には 第65代横綱貴乃花が・・・・・・・・。行司もこのクラスは裸足である。





本場所に厳粛な雰囲気を演出する「水引幕」

 「水引幕」とは土俵の上の吊り屋根に張り巡らされている、幅120cmの紫色の幕のことである。

現在、紫地に日本相撲協会の「桜」の紋章が白く染めぬかれている。力士の精力を尽くし勝負を争うと熱気がほとぼしるため、水を表す。
 水引幕を張って土俵をしずめたために水引幕と言ったといわれている。また「水は不浄の塵をはらい、その元は清浄なり。(中略)天地人の3つを清めるというにしてすなわち北より巻はじめ、北の柱で巻き止める。」とされ、水引幕は、北の黒房から東の青房、南の赤房、西の白房と張って、黒房に戻る。これは、太陽の運行と四季の移り変わりを表わしている。
(日本相撲協会HPより抜粋)



徳俵:
 土俵上の俵の高さは、俵の6分を土の中に、4分(約5cm)を土の上に出す。

 東西南北にある4つの徳俵は、土俵の円の直径より俵ひとつ分だけ外側に飛び出している。
(日本相撲協会HPより抜粋)


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