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- 松島 @ 大高森 -


 
 松島は、仙台平野を南北に分ける松島丘陵の東端が海にまで達し、それが沈水して出来た沈降地形である。溺れ谷に海水が入り込み、山頂が島として残っている。全体として松島湾を形成し、湾内の水深は10m以浅である。

 この地域の大部分の地層は第三紀層の凝灰岩、砂岩、礫岩などで出来ており、波に洗われる部分はやや容易に侵食され、白から灰白色の岩肌を見せている。特に小島では、松が生えている島の頂部よりも、海水面近くが波に洗われてえぐれており、ややキノコに似た形になっているものもある。また、侵食による奇岩や「嵯峨渓」のような海蝕崖も見られる。

 このように侵食、風化作用を受け易い地層の上に松島は成り立っているため、長い間に風景も少しずつ変化してきたと考えられ、過去の松島と、現在のそれとは微妙な違いがあると考えられている。五大堂が設置されている島も海水面近くが侵食されており、将来が危ぶまれている。

 2007年、日本の地質百選に選定された。

(出典: 『ウィキペディア(Wikipedia)』)


 大高森は松島の対岸・宮戸島のほぼ中央にある高峰で、山頂からは360度の展望がすばらしく、荒々しい嵯峨渓と穏やかな松島湾を望める。はるか南方には夕日にけぶる蔵王連峰の雄姿が望める。



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