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- 木曽路 奈良井宿 -

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越中八尾の「おわら風の盆」の帰りの道すがら、上高地(A地点)に寄って、更に木曽路の宿場町へ・・・・・・。

中山道の宿は奈良井-薮原-宮ノ越-福島-上松-須原-野尻-三留野-妻籠-馬籠と続いていた。

この中で江戸時代の面影を残している奈良井宿(C地点)、妻籠宿(D地点)、馬籠宿(E地点)を訪ねてみた。

先ずは木曽路宿場町で北から2つ目の奈良井宿。
旅籠の軒灯、千本格子など江戸時代の面影を色濃く残していてなかなか趣のあるところであった。

国選定重要伝統的建物群保存地区 (昭和53年5月31日;1978年 選定)
「長野県楢川村奈良井」

奈良井は、戦国時代に武田氏の定めた宿駅となっており、集落の成立はさらに古いと考えられる。

慶長7年(1602)江戸幕府によって伝馬制度が設けられて中山道六十七宿が定められ、奈良井宿もその宿場の一つとなった。
 
選定地区は中山道沿いに南北約1km、東西200mの範囲で南北両端に神社があり、町並みの背後の山すそに五つの寺院が配置され、街道に沿って南から上町、中町、下町の三町に分かれ、中町に本陣、脇本陣、問屋などが置かれていた。

奈良井宿は、中山道最大の難所といわれた鳥居峠をひかえ、峠越えにそなえて宿をとる旅人が多く「奈良井1千軒」とよばれるほどの賑わいをみせた。現在も宿場当時の姿をよく残した建物が街道の両側に建ち並んでいる。

建物の大部分は中二階建で、低い二階の前面を張り出して縁とし、勾配の緩い屋根をかけて深い軒を出している。屋根は石置き屋根であったが、今日はほとんど鉄板葺きである。二階正面に神壁もつものもあり、変化のある町並みを構成している。
(奈良井駅近くの観光看板より)



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