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- '04 おわら風の盆  -

** その1 夜更けの町流し **



 今年も越中八尾のおわら風の盆にやって来た。去年満足に撮れなかった夜更けの町流しを撮りたくてである。

 幸い今年はweb友達のWさんのお車に便乗させてもらって来たので機動力がある。遅くなっても最悪車の中で仮眠の覚悟であった。結果的に富山市のサウナに泊まったのでお風呂や朝食に苦労することは無かった。
 
 9月1日は夜半に雨となり、撮れなかったが2日の夜半に町流しに遭遇できた。しかも女衆の皆さん(夜更けには珍しい)である。幸運にも見物客の皆様も少なくなり、町流しを追って、正面から存分に撮ることが出来た。

 




 町流しの先頭のお姐さん。細身の身体に絣状の浴衣が良く似合う。

 このお姐さんを集中的に追うことに決めた。

 昼間は青年団(正規の踊りメンバー)の揃いの浴衣と編笠(風の盆の町回りが始まった当初は、照れや恥ずかしさから人目を忍び、手ぬぐいで顔をかくして踊ったといわれてたが、それが編笠に代わったといわれているそうな。)をかぶって踊るが、午後11時を廻ると青年団の女性の皆さんは家路につき、その後は本当のおわら好きの皆さんが町に繰り出してくる。

 地元の古老曰くこれが本当の「おわら」だと・・・・・・・・・・・


 街燈のみの灯りはさすがに暗く、カメラには厳しい条件である。

 ストロボを焚くのは雰囲気ぶち壊しでもってのほかなので、今回 保有レンズで一番明るい50mm, F1.8で追ってみたが、AF特性にも難がありなかなか上手く撮れない! 

 もう少し広角も欲しいところ・・・・。



 街燈の灯りが顔の正面に来るのを待ち構えて撮ってみた。



流れてるのが却って動きを・・・・・・・
  



 胡弓弾きのお兄さん。動き軽やかに弾いていたので、ついつい流れてしまった。

 ということで、念願の町流しを撮ることが出来ました。
 なんとか 「おわら風の盆」 の雰囲気を写せたような感じがします。

 八尾の皆さん、ありがとうございました。

 

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