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上高地 その2

ー 河童橋〜明神橋 ー




標高3000メートル級の穂高連峰そして焼岳、霞沢岳などの名峰に囲まれ、日本有数の大自然に抱かれた上高地。

その歴史の一コマとして大正4年(1915)に焼岳が大爆発を起こし、流れ出た土石流が梓川をせき止め、そこにできた池は大正池と命名され上高地の風景のひとつに加わった。

 昭和2年(1927)文豪芥川龍之介が彼の代表作の一つである小説『河童』発表、上高地と河童橋を登場させた。
またこの年「日本八景」に上高地が『渓谷の部』で選ばれる。


 昭和 9年 (1934) 上高地一帯が中部山岳国立公園に指定されたのを機に、上高地の牧場は閉鎖され、河童橋までバスが運行されるようになり、誰もが気軽に行くことが出来る観光地として、またマイカーの普及も拍車をかけ年々観光客の数が増えてきました。

 上高地の駐車場は常に一杯のため、道路は駐車禁止にも拘わらずどこでも駐車をしてしまうような事態に陥り、昭和50年(1975)ついにマイカー規制を実施。その後、徐々に強化し、現在はマイカーの通行が全面禁止となった。

梓川上流より河童橋を望む


 本宮を安曇野市穂高にもつ穂高神社奥宮が、明神池畔にあります。

 祭神の一人穂高見命(ほたかみのみこと)が安曇族のために、それまで湖水だった安曇野を干して土地を作ったという言い伝えにより例年10月8日、明神池でお船神事が行なわれている。

これは穂高神社奥宮の参道標識

明神橋と明神岳


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