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-  おわら風の盆 (Sep. 1-3, '03) -

その1(町流し;諏訪町本通り)

【由来】
 越中八尾町が全国に誇る民謡「おわら風の盆」は三百年の歴史を持ち叙情豊かで気品高く、綿々としてつきぬ哀調の中に優雅さを失わぬ詩的な唄と踊りです。
 
 起源については古文献をひもといてもはっきりしませんが、口伝には、八尾町の開祖米屋小兵衛の子孫が保管していた町建に関する重要秘文書の返済を得た喜びの祝いとして、三日間、歌・舞・音曲は言うに及ばず、その他いかなる賑わい事でもとがめないから面白く町内を練り廻れというおふれを町役所より出し、俗謡・浄瑠璃・その他思い思いの催しをなし、三味線・胡弓・太鼓・尺八などの鳴り物に和して昼夜の別なく町内を練り廻ったのに始まり、この祭日三日が盂蘭盆三日に変わり、やがて二百十日の忌日に豊饒を祈る風の盆に変わったといわれています。
(※『越中八尾 おわら風の盆』パンフレットより抜粋)


濃霧の諏訪町本通り。別名日本の道百選通り

今年のおわらには3日間で23万人の人が訪れた。
おわら町流しは 通常、1日、2日は午後3時から午後11時まで(5-7時は休憩)、3日目は午後7時から11時である。この間の観光客の数はこの狭い八尾の町にひしめき合っている。そう、首都圏の初詣の人出並の混雑である。

これらが終わった後、メンバーはそれぞれ各公民館や自宅に引き揚げた後、気の合った地方衆や男衆が午前2時ごろから通りに繰り出しておわらを踊ったり胡弓演奏にて町を流す。古老によるとこれが本当の"おわら"とのこと。

午前3時ごろ、諏訪町の公民館から三味線や胡弓を持った地方衆と踊り手の男衆、女衆が出てきて準備を始めた。
まだ観光客は50人ほど通りで メンバーのお出ましを待っていた。

やがて濃霧の立ち込める諏訪町本通りを登って行く。

 気合を入れて男踊り




 三味線は女性が2人

 地方衆 


 

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