TOP > 世界の旅 > 北アメリカ > '01ハワイ

ハワイ島一周



 2001年2月20日、前日とは趣を変えてレンタカーを借りて別名ビッグ・アイランドのハワイ島一周をする。

キャデラック
 ミッドサイズのタウンカーを頼んだらなんとキャデラックが来た。当然のことながら左ハンドルだあ。

 国際免許は昨年のアラスカに行くときに取ったものがまだ有効だったがハワイでは日本国免許で乗れるそうな。

 先ずおっかなびっくりホテルのエントランスから走らせる。うー 右折、左折で勝手が違う。ハイウエイに出るまでの1マイルほどを慣らし運転としていよいよハイウエイ・ルート19である。右折なんだけど後からの車に注意を要す。


 同乗のナビゲータが「まだまだ。右オーライ、左オーライ」と心配そうに怒鳴る。このようにしてサウス・コハラ・リゾートエリアにあるマウナ・ラニ・ベイ・ホテルから一路ルート19を南下してアメリカ合衆国最南端サウスポイントを目指す。

 コナ国際空港までおよそ20マイル。ここは昨日通ったので様子はわかっている。さらに7マイルほどゆくとこの近辺で1番賑やかなカイルア・コナの街である。ここを境に道路はルート11と名前を変える。
UCCコナ・コーヒーファクトリー
更に南下。途中12マイルほど走ってUCC社のコナコーヒー工場に寄るつもりが州道から入りこんだ場所にあって案内板も州のルールで殆ど無く、やり過ごしてしまった。

 バックして見つけるのに一苦労しながら工場に到着。大阪弁の三枝マネージャーからUCCコナコーヒーの歴史、ノウハウ、スタッフオンリーの工場に入っての説明を受け、コーヒー豆の中の甘皮を取ったここでしか買えないコーヒーを土産にここを後にする。しばらくはコナ・コーヒー・ベルト地帯を走る。

 更にサウスポイントへ向かう。35マイルほど殆ど一直線のハイウエイを走ってルート11に別れを告げて右折。

 この車にとっては狭い道を走って真南のカ・ラエ岬(サウス・ポイント)へ。道はなだらかな下り。キラウエア火山噴火の溶岩(ラバー)で出来た地の果てを延々12マイル(20km)。
南西に傾いた大木
 このあたりの風の強さに南西方向に強烈に曲がった木々。この風も捨てたものではない。風車3列のカマオア風力発電サイトが出現。このサイトでおよそ3000世帯の電気を供給してるとか。風車にはMITSUBISHIの文字が読める。日本企業の僻地への進出はいいが羽根の折れた風車があったのが気にかかる。

 やっと着いたサウスポイント。絶壁の溶岩海岸。その突端には滑車の着いた足場が。カジキマグロを釣ったとき引き上げるための物とか。ともかくスケールが大きい!
牧場

放牧
UCCUCCコーヒー工場
サウスポイントへの道


サウスポイントから太平洋を望む.。
風車

強風利用して風力発電
サウスポイントの絶壁 サウスポイント

黒砂海岸
 サウスポイントを後にしてまたルート11に戻ってキラウエア火山を目指す。このハイウエイはどこまでも一直線ですごく眠気を誘う。途中小さな雑貨屋に止まってトイレ休憩&昼食のホットドッグを調達する。

 それから10マイル程走るとブナルウ黒砂海岸が右手に現れた。ここで昼食とする。ここは名前の通り砂が溶岩のこなになったんであろうと思われる黒い色をしている。また直径1mもある青ウミガメが生息していると言われてるが見ることは出来なかった。


 ここで約30分休憩して再びキラウエア火山に向かう。およそ30マイルでキラウエアのビジターセンターに到着。入場料10ドルにて中に入って外輪を1周。雄大だが我が阿蘇に比べると見劣りがする。噴煙などは別府の地獄や箱根の大湧谷のほうが迫力がある。
ガジュマルの街路樹
 ほどほどにしてヒロを目指す。
 およそ30マイルで雨のヒロに到着。ハワイ島の古い街で日系人も多いとか。走行マイルは150マイル。

 街にはガジュマルのような鬱蒼と茂った木が多く、街路樹もこの木である。ここはマウナラニベイとマウナ・ケア山をはさんで丁度反対側に位置している。

 トイレ休憩してハワイ島の北部地区へと海岸沿いに北上する。同じような風景が延々続くがどこか東伊豆海岸に似ているきがした。

 30マイル強、走って途中パーカー牧場なる看板を見つけて、これが有名な………・と思いながら走るがなんと広いことよ。

 途中パーカー・ランチ&ワイメアタウンで道なりに走ってしまったら何時の間にかルート190を走っていた。このままでも帰れるのでそのまま走り続けたが何処まで行ってもパーカー牧場。後で聞いたら東京23区の約2倍の広さで単一所有者では世界一の広さとかで2度びっくり。


 道路を間違えたお陰で標高4205mのマウナ・ケア山頂の天体観測所群を目視できた。マウナ・ラニ・ベイからは殆ど雲が掛かって頂上がみえないのにここからだと良く見える。我が国立天文台の「スバル」もあの中に………・・

サウス・コハラ・コーストの夕陽  
 今日も夕陽を見ながらディナーをと思ったが残念ながら間に合わない。街に下りるちょっと前の荒涼とした高台に車を留めて2日目の夕陽を拝む。

 まさに溶岩だらけ。溶岩原野に白い石でニックネームなど置石しているのがくっきりと見える。

 もうすぐマウナ・ラニ・ベイだ。運転もここまで来ると慣れたものと言いたいがやはり交差点での右左折が気になる。レンタカーは満タン帰しなので朝教わったガソリンスタンドに向かうが場所を間違え15マイルほど行き過ぎてしまった。Uターンするにも交差点は無いし、とても走ってる道でUターンは出来ないってことでこんな事になってしまった。ガソリン給油はセルフサービス。様子がわからずに店の女の子に教えて貰う。サンキュー。

 かくて長い一日はマウナ・ラニ・ベイ・ホテルのエントランスにキャデラックを横付けすることで終わりを告げた。明日はゴルフ第2ラウンドを行う



TOP > 世界の旅 > 北アメリカ > '01ハワイ